安曇野便2009年 1月号 photo by kanamori 2008 TOPへ


昨年1年間、長野県の安曇野より金森さんに安曇野便りをお届け頂きました。
今年も楽しみにしています。よろしくお願いします。 井上
文責 金森
寒中お見舞い申し上げます。
    
安曇野は寒の入り後2センチほど降った雪も、大寒のよく日から小雨模様の日が続き
すっかり解けてしまいました。
今日も朝から小雨が降ったり止んだりしています。
今回はカマキリの産卵の様子です。

4番の写真は産卵中の卵のうを下から
覗いたもので、黄色で細長い卵が放射状に
産み付けられているのが分かります。 
 
昨年8月からの、「かまきり」も今月で終りにします。
私の写真をご覧頂き「かまきり」に
興味を持たれた方は
農文協発行・酒井與喜夫著
「カマキリは大雪を知っていた」
(y1.650)を是非読んで見て下さい。
私は、写真を撮るための観察でしたが
この方は新潟県の生まれで「かまきり」の論文で
博士号を取得された方です。

科学的に40年間新潟県全域から多い年には
1年間に315箇所から2.468個の卵のうを
観察しています。
その結果「かまきり」は地中からの
振動音を聞いて卵を産む場所の高さを決めている事や、地中からの振動音で天気予報も
予測できる事を発見しています。
私が観察を止めてから発行された本で
もし観察中にこの本を読んでいたら
新潟県の自然界での観察に対して、
私の人家近くでのもっと違った観察方法も
あったかなと思いました。
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