安曇野便り5月 photo by kanamori 2008

文責 金森

風薫る五月 皐月「さつき」の由来は、早苗を植える月であることから
早苗月と称したのを略して「さつき」になったとされる。  
八十八夜も過ぎ、立夏も過ぎて安曇野も漸く新緑の季節となりました。 
「八十八夜の別れ霜」のたとえの通り霜害も無く夏を迎えることが出来そうです。

  五月二日の八十八夜には明治時代から
毎年満願寺の「聖天堂」のお祭りに併せて
総代会を開催しています。
 聖天堂は蚕神様で蚕の餌になる桑の木が
芽吹き始める八十八夜にお祭りをするのです。

昔は安曇平の養蚕農家が参拝に来て
とても賑わったそうです。 
 今回は其の時の  護摩を炊いての
ご祈祷の様子と、昭和二十二年七月五日から
二十五年十二月二十九日まで六百回、
ラジオ放送された放送劇「鐘の鳴丘」のモデルに
なった旧有明温泉の建物です。

が 「トンガリ帽子の赤い屋根」はだいぶ
色あせてしまいました。
大滝山とスモモノ花です。

 二十一日夜 蛙の声を聞きながら。
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