2005年度の新しい取り組み

ピオーネの省力栽培の取り組み

作業時間の短縮と露地栽培ピオーネの着色向上

・作業時間の短縮については、5年前までハウスではネオマスカットを栽培していました。
 粒まびきにピオーネの2〜3倍の時間がかかっていました。
 主人の両親の高齢化に伴い、作業を中心に行うのは私が中心となってきました。
 少人数で今までの面積をこなすには、粒間引きの簡単なピオーネへの改植。

・ピオーネは初めの房の切込みをしっかりしていれば、後の間引きはあまり手がかからない。

・昨年試験的に始めたのが県の勧める1回処理でした。

 通常ピオーネは大粒種無しブドウにする為、2回のホルモン処理を行います。
 1回目はジベレリン25ppmとフルメット5pの混用を使用します。
 (種なしにする為の処理)
 2回目はジベレリン25ppmのみで処理します。
 (顆粒肥大の為)

・1回処理はジベレリン25ppmとフルメット10ppmで満開後3日間の間に処理します。
 ジベ処理が1回で終るので、かなりの省力化になります。
 
 間引きもジベ処理後、房の中間部分の下に向いている粒を落とす程度で袋掛け前の予防をすると
 袋をかけて終了です。
 減農薬にもつながり、労働時間もかなり省力できると思います。

・1回処理のものは、着色にも優れ糖度も高い。

 昨年は、試験的に2本の樹で試みましたが露地栽培している一番大きな畑全体で試みてみたいと思う
 ただし、樹勢の強い樹に限る。

労働時間の短縮・品質向上のメリットがあるのなら進んで取り組んでいこうと思う。

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